「著/著」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「著」は小学6年生で習います。「著」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「あらわす」
ア:「明らかにする」、「表に出し示す」、「世の人に知らせる」、
「めだたせる」
イ:「書き表す」、「書き表した文書」(例:著述、著作)
②「あらわれる(明らかになる、広く世間に名が知られる、めだつ)」
③「いちじるしい(明らかである、はっきりしている、めだっている)」
(例:顕著)
[現・表・著の使い分け](あらわす)
「現」・・・「そのままの形であらわれる」(例:姿を現す、正体を現す)
「表」・・・「そのままの形でなく別の形であらわれる」
(例:図で表す、言葉で表す)
「著」・・・「書物を世に出す(あらわす)」(例:伝記を著す)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(艸+者(者))。「並び生えた草」の象形と「台上に
しばを集め積んで火をたく」象形(「多くのものを集める」の意味)から、
草の繊維でつくられた衣服を集め、身に付ける、「きる」の意味と、
多くのものを集め、はっきりした形に「あらわす」、「あきらかにする」
を意味する「著」という漢字が成り立ちました。
※「著」は「著」の旧字(以前に使われていた字)です。
※「著」は「著」の略字です。
※「著」は「着」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「チョ」
常用漢字表外:「ジャク」、「チャク」
訓読み:「あらわ(す)」、「いちじる(しい)」
常用漢字表外:「き(る)」、「つ(く)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あき」、「あきら」、「つぎ」、「つぐ」
画数
「11画」(著)
「12画」(著)
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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