「存」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「存」は小学6年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「人間や物や事柄がある」(例:存在)(反意語:亡)
②「生き残る」、「生き延びる」(例:生存)
③「たもつ(保)」
ア:「ある状態を変えないで続ける」(例:保存)
イ:「損なわれたり乱れないように、ある状態を守り続ける・維持する」
ウ:「その状態が変わらないで長く続く」
④「とう(問)」
ア:「安否を問う」、「見舞う(病人や災難にあった人などを訪れて、
元気づける・悲しみや苦しみをまぎらわせる)」(例:存問)
イ:「ねぎらう(目下の者や同じような地位の人の苦労や努力・働きに
対して、感謝する)」
ウ:「なぐさめる(悲しみや苦しみをまぎらわせる、心を楽しませる、
元気づける)」
⑤「見る」、「観察する(物事の状態や変化を注意深く見る)」
日本のみで用いられる意味
⑥「ゾンずる」
ア:「思う」、「考える」
イ:「知る」、「知っている」、「心得る(物事がそうなった理由を理解する)」
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成り立ち |
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形声文字です(在の省略形+子)。「川の氾濫をせきとめる為の良質の木」
の象形(災害から人を守って、存在させるものの意味から、「ある」の意味)
と「頭部が大きく手足のなよやかな乳児」の象形(「子」の意味だが、
ここでは、「孫」に通じ(「孫」と同じ意味を持つようになって)、「ひとすじに
つながる」の意味)から、「そのままの状態でつなぎとめておく(たもつ)」を
意味する「存」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ソン」、「ゾン」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:
「あ(る)」、「たも(つ)」、「と(う)」、「ながら(える)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あきら」、「あり」、「ありや」、「ある」、「さだ」、「すすむ」、「たもつ」、
「つぎ」、「なが」、「のぶ」、「のり」、「まさ」、「やす」、「やすし」
画数
「6画」
部首
「子(こ、こへん(子偏)、こども(子供)、こどもへん(子供偏))」
「子」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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