「倹/儉」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「倹」は中学生で習います。「儉」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「つつましやか」、「つつましい」
ア:「物を無駄遣いしないこと」、「節約する事」、「ぜいたくしない事」(例:倹約)
イ:「外見を飾らない事」、「質素な事」(例:倹素)
ウ:「控え目に物事を行う事」
②「とぼしい」
ア:「十分でない」、「足りない」
イ:「経済的に貧しい(財産や金銭が十分でなく、生活が苦しい)」
③「凶作(農作物の出来が非常に悪いこと)」
|
|
成り立ち |
|
形声文字です(人+僉)。「横から見た人」の象形(「人」の意味)と「ふたの
象形と口の象形と横から見た人の象形」(「多くの人が口をそろえて言う」
の意味だが、ここでは、「検」に通じ(「検」と同じ意味を持つようになって)、
「手かせで締めあげる」の意味)から、人を手かせで締め上げる事を意味し、
そこから、「つつましい」を意味する「倹」という漢字が成り立ちました。
※「倹」は「儉」の略字です。
※「儉」は「倹」の旧字(以前に使われていた字)です。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「ケン」
常用漢字表外:「ゲン」(「儉」のみ)
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「つづま(やか)」、「つま(しい)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「よし」
画数
「10画」(倹)
「15画」(儉)
部首
「亻(にんべん(人偏))」
「亻」を含む漢字一覧
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |