「粛/肅」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「粛」は中学生で習います。「肅」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「つつしむ(慎・謹)」
ア:「間違いや深く考えずに行動したり言ったりする事がないように
気をつける」、「注意深くする」
イ:「控え目にする」(例:自粛)
ウ:「大切にする」、「価値のあるものとして重くみる」
エ:「相手に対して礼儀正しく丁寧な態度を取る」、
「尊敬する態度を表す」
②「うやまう(尊敬する)」
③「おごそか(礼儀正しく近寄りがたい)」(例:厳粛)
④「厳しく取り締まって不正を除き去る」、「正す」(例:粛正、粛清)
⑤「厳しい」、「厳しくする」
⑥「しずか(静)」、「物音を立てない」(例:静粛)
⑦「清らか(よごれやにごりがなく、きれいなさま)」
⑧「寒い」、「寒さの為に縮む」
⑨「殺す」、「物を壊してダメにする」
⑩「速やか」、「速い」
⑪「進む」、「進める」、「導く」
⑫「拝礼(頭を下げるやり方)の一種。立ったままで少し身体を曲げ
頭を下げ、手をおろす事。」(例:粛拝)
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成り立ち |
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会意文字です。「さおを手に持つ」象形と「両岸がせまり、間にふち(底が
深く水がよどんでいる所)のある形」の象形から、ふちにさおをさす事を
意味し、そこから、「おそれつつしむ」を意味する「粛」という漢字が
成り立ちました。
※「粛」は「肅」の略字です。
※「肅」は「粛」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「シュク」
常用漢字表外:「ソク(肅のみ)」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「つつし(む)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「かく」、「かた」、「かね」、「きよし」、「すすむ」、
「すみ」、「ただ」、「たり」、「とし」、「はや」、「まさ」
画数
「11画」(粛)
「13画」(肅)
部首
「粛」の部首 ①「聿(ふでづくり(筆旁))」
「聿」を含む漢字一覧
②「米(こめ、こめへん(米偏)、よねへん(米偏))」
「米」を含む漢字一覧
「肅」の部首
「聿(ふでづくり(筆旁))」
「聿」を含む漢字一覧
合わせてチェックしてみよう
「慎」、「謹」
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