「産/產」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「産」は小学4年生で習います。「產」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(産) |
意味 |
①「うむ」、「うまれる」
ア:「子をうむ」、「子がうまれる」(例:出産)
イ:「造り出す」、「できる」、「出来上がる」、「生ずる」
(例:生産、量産)
②「うまれ(出身地や出産地)」
③「産物(その土地でとれた物」
ア:「その土地でとれた物」
イ:「あることが背景となって生み出された物」
④「生活の質(内容)」
⑤「財産」
⑥「なりわい(生活を営む為の仕事)」(例:産業)
日本のみで用いられる意味
⑦「うむ(出産・出生の意味。他の語の上に冠して用いる」
(例:産声(うぶごえ)、産着(うぶぎ))
[産・生の使い分け](うむ、うまれる)
「産」・・・「出産の場合に用いる。」(例:子を産む)
「生」・・・上記以外は、「生」を用いる(例:生みの親)
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成り立ち |
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会意文字です(彥の省略形+生)。「人の胸を開いてそこに入れ墨の模様
を書く象形と険しい崖の象形とつややかな髪の象形」(「険しい崖から得た
鉱物性顔料(着色料)」の意味)と「草・木が地上に生えてきた」象形
(「生まれる」の意味)から、生まれたばかりの子に顔料を塗る習慣が
あった事から、「うむ」を意味する「産」という漢字が成り立ちました。
※「産」は「產」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「サン」
訓読み:「うぶ」、「う(まれる)」、「う(む)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「うむ」、「ただ」、「むすび」
画数
「11画」(産・產)
部首
「産」の部首
①「亠(なべぶた(鍋蓋)、けいさんかんむり(卦算冠))」
「亠」を含む漢字一覧
②「生(いきる、うまれる)」
「生」を含む漢字一覧
「產」の部首
「生(いきる、うまれる)」
「生」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(産) |
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