「翠」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「翠」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「かわせみ(ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に分類される鳥の
一種。水辺に生息する小鳥で、美しい水色の羽と長いくちばしが
特徴。ヒスイ・青い宝石と呼ばれる事もある。雄を翡(ヒ)、雌を
翠(スイ)と言う。)」
②「宝石(珍(めずら)しくて、美しい外観を有する固形物)の1つ。
色は深緑の半透明。東洋(中国)、中南米(インカ文明)では
古くから人気が高い宝石であり、金以上に大事に扱われた。
ミャンマー・中国等で多く採れ、日本では新潟県糸魚川市の
小滝川付近で採る事ができる。」(例:翡翠(ヒスイ))
③「みどり(かわせみ(ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に
分類される鳥)の羽の色。濃い・深い緑色。」(例:翠色)
[緑・翠・碧の使い分け](みどり)
「緑」・・・「春や夏の草・木の葉のような色の事。暗い青色。」
「翠」・・・「かわせみ(ブッポウソウ目カワセミ科カワセミ属に
分類される鳥)の羽の色。濃い・深い緑色。」
「碧」・・・「美しく光り輝く青緑色の玉のような色。」
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成り立ち |
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形声文字です(羽+卒)。「鳥の両翼」の象形(「羽」の意味)と
「衣服のえりもとの象形に一を付した」文字(「神職に携わる人の死や
天寿を全(まっと)うした人の死の時に用いる衣服」の意味だが、ここ
では、「粹(スイ)」に通じ(「粹」と同じ意味を持つようになって)、「混じり気
がない」の意味)から、色に混じり気のない羽の鳥「かわせみ」を意味する
「翠」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「スイ」
訓読み:「かわせみ」、「みどり」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あき」、「あきら」
画数
「14画」
部首
「羽・羽(はね、はねへん(羽偏))」
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