「蕉」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「蕉」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「芭蕉(ばしょう)の事」(例:蕉衣)(同意語:芭)
※芭蕉とは、バショウ科の多年草(複数年にわたって生きる植物)。
中国から生まれた植物だと言われている。高さは2~3mで、
1~1.5m・幅50cm程の大きな葉をつける。
②「松尾芭蕉 (ばしょう) の事」(例:蕉風)
※松尾芭蕉(1644-1694)とは、江戸前期の俳人(俳句を作る人)」
※俳句とは、五、七、五の17字で作られた文。季節を表す「季語」を
入れなければならない、切れ字(「かな」、「けり」等の変化を持たせ
たり、言い切る働きをする語)を用いなければならないという
ルールがある。
③「焦(こ)げ茶色をした枯れた草の茎や木の外皮」
④「焦げる。黒い。」(同意語:焦)
⑤「生麻(まだ、晒していない麻)」
⑥「刈る」
⑦「あくた(ごみ、くず)。雑草。」
⑧「薪(たきぎ)」
⑨「衰(おとろ)える。痩せ衰える。見苦しい(見ていられない)
ような外見である。」(同意語:顦)(例:蕉萃)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(艸+焦)。「並び生えた草」の象形と「尾の短い
ずんぐりした小鳥の象形と燃え立つ炎の象形」(「小鳥をあぶる、焦げる」
の意味)から「枯れた草」を意味する「蕉」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ショウ(セウ)」
訓読み:なし
画数
「15画」
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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