「映」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「映」は小学6年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「うつる」
ア:「光や色が反射する」、「光や色がうかび出る」(例:反映)
イ:「姿・形・影などが、反射によって他の物の上に現れる」
ウ:「映像がスクリーンやテレビ画面の上に現れる」
エ:「色のバランスが取れている」
(例:このスーツには、赤いネクタイがよく映る)
オ:「人の目にある印象を与える」
(例:初めての人には怖く映る)
②「うつす」
ア:「反射などによって物の形や姿を他のものの表面に現す」、
「影を出す」
イ:「映像をスクリーンやテレビの画面などの上に現し出す」
ウ:「ある物事の影響を他のものに現し示す」
(例:このアニメは当時の状況をよく映す)
③「はえる」
ア:「照り輝く」、「光が反射して輝く」
イ:「色があざやかに(はっきり)見える」
④「日ざし」
⑤「日の光でできる影」
[写・映・移の使い分け](うつす)
「写」・・・「物の形をそのまま書いてあらわす。カメラでうつす。」
(例:ノートに写す)
「映」・・・「物の形を鏡やスクリーンで表す。」(例:映画)
「移」・・・「動かす。」(例:住所が移る)
[栄・映の使い分け](はえる・はえ)
「栄」・・・「名誉・栄光に関するもの」(例:出来栄え、栄えのある優勝)
「映」・・・「光を受けて美しい、調和して美しい。」
(例:朝日に映える、彼にはスーツが映える)
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成り立ち |
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形声文字です(日+央)。「太陽」の象形と「首かせをつけられた人」の象形
(首かせが中央にある事から、「まんなか」の意味だが、ここでは、「亢」に
通じ(「亢」と同じ意味を持つようになって)、「もりあがる」の意味)から、
「他から光をうけてそのものが本来持つ色彩がもりあがりはっきり見える
(はえる)」を意味する「映」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「エイ」
訓読み:「うつ(す)」、「うつ(る)」、「は(える)」
常用漢字表外:「は(やす)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あき」、「あきら」、「てる」、「みつ」
画数
「9画」
部首
「日(にち、にちへん(日偏)、ひ、ひへん(日偏))」
「日」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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