「稼」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「稼」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「うえる(植)(穀物を育てるために、種子や苗を地中に埋める)」
②「うえつけ(穀物を育てる為に、種子や苗を地中に埋める事)」
③「耕作(田畑を耕して穀物・野菜などを栽培すること)」、「農業の仕事」
④「実り( 草木や穀物などが実を結ぶこと)」、「実った稲の穂」
日本のみで用いられる意味
⑤「かせぐ」
ア:「生活をする為に、一生懸命に働く」
イ:「働いてお金を得る」
ウ:「試合などで、得点をあげる」
エ:「自分の立場が有利になるように行動をとる」、「評価を高める」
(例:評価の点数を稼ぐ)
オ:「都合のよい状態になるまで何かをして時間を経過させる」
(例:時間を稼ぐ)
カ:「探し求める」
⑥「かせぎ」
ア:「収入を得るために働くこと。また、そのための仕事」(例:出稼ぎ)
イ:「一生懸命働いて、得たお金」(例:稼ぎが少ない)
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成り立ち |
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形声文字です(禾+家)。「穂の先が茎の先端に垂れかかる」象形
(「稲」の意味)と「屋根・家屋の象形と豚の象形」(豚などのいけにえを
供える屋内の神聖なところのさまから、そこを中心とする「家」の意味
だが、ここでは「嫁(カ)」に通じ(同じ読みを持つ「嫁」と同じ意味を持つ
ようになって)、「うつし植える」の意味)から、「稲をうつし植える農事」、
農作業で「実った稲の穂」を意味する「稼」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「カ」
訓読み:「かせ(ぐ)」
常用漢字表外:「う(える)」、「みの(り)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「たか」、「たね」
画数
「15画」
部首
「禾(のぎ、のぎへん(ノ木偏))」
「禾」を含む漢字一覧
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