漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 | ||||||
「図/圖」という漢字 | ||||||
「図」は小学2年生で習います。 「圖」は常用漢字外です。 |
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成り立ち、読み方、画数・部首 | ||||||
書き順(図) | ||||||
意味 | ||||||
①「ず」 ア:「物や位置を線や点を使って 表したもの」(例:地図、図面) [絵・図の違い] 「絵」⇒物や考えを色や形を使って 表したもの。 「図」⇒物や位置を線や点を使って 表したもの。 イ:「物や位置を線や点を使って 表す事」(例:縮図) ウ:「点・線・面が集まって一つ の形を構成しているもの」 (例:図形) エ:「物事の様子(状況・状態)」 (例:見られた図でない) オ:「考えてた通り(予想通り)」 カ:「計画」 キ:「十二律(中国や日本で用いる音 の高さを12段階に分けたもの) の各音階の正しい音の高さを 書いて表したもの」 ク:「調子(動作や進行の勢い)」 (例:図に乗る) ②「と」 ア:「物や位置を線や点を使って 表したもの」(例:画図) イ:「本」(例:図書館) ウ:「地球表面の一部または全部 を縮小し、記号・文字等を用い て平面上に表したもの」(例:版図) エ:「物事を行おうとして色々と 考える」(例:意図) オ:「計画」(例:企図) カ:「未来記(未来に起こる事を 予言した本)」(例:図讖) ③「はかる(物事を行おうとして色々と 考える。計画する。)」 (例:解決を図る) ④「中国古代の伝説で、竜馬が黄河 から背負って出たという八卦の 図(物を線や点を使って表したもの)」 ※八卦とは、易で用いられる 基本図像の事を言う。八卦を2つ ずつ組み合わせる事により 六十四卦が作られる。 ※易とは、中国の占いの1つ。 [計・測・量・図・謀・諮の使い分け] (はかる) 「計」・・「数や時間を数える。 まとめて考える。」 (例:時計を計る、 国の将来を計る) 「測」・・「一定の基準で物の 度合い(程度)を調べる」 (例:距離を測る) 「量」・・「重さや体積を度合い(程度) を調べる」(例:体重を量る) 「図」・・「物事を行おうとして色々と 考える。計画する。」 (例:合理化を図る) 「謀」・・「悪い事を行おうと計画を 立てる。だます(嘘を言って、 本当でないことを 本当である と思い込ませる)。」 (例:脱走を謀る) 「諮」・・・「相談する。」(例:会議に諮る) |
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成り立ち | ||||||
会意文字です(囗+啚)。「周辺を とりまく線」(「囲む」の意味)と「米倉」 の象形から耕作地の境界区域・境界 をハッキリさせる為の「ず」を意味 する「図」という漢字が成り立ちました。 ※「図」は「圖」の略字です。 ※「圖」は「図」の旧字(以前に使われ ていた字)です。 |
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読み 音読み: 「ズ(ヅ)」、「ト」 訓読み: 「はか(る)」 常用漢字表外: 「え」 ※訓読み⇒()の中は「送りがな」 名前(音読み・訓読み以外の読み): 「つ」、「のり」、「はかる」、「みつ」 画数 「7画」(図) 「14画」(圖) 部首 「囗(くに(国)、くにがまえ(国構))」 「囗」を含む漢字一覧 |
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書き順(図) | ||||||
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