「勤/勤」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「勤」は小学6年生で習います。「勤」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「つとめる(働く、会社などで毎日のように仕事する)」(反意語:惰)
②「つとめ(仕事)」(例:勤務)
※仕事とは、⑴何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
⑵生活をする為に行っている事柄の事を言う。
③「苦しむ」、「疲れる」
④「目下の者や同輩の苦労や努力に対して感謝する」
⑤「つとまる(担当している仕事を成し遂げる事ができる)」
日本のみで用いられる意味
⑥「つとめ」
ア:「遊女(性的サービスで客をもてなすことを職業とする
女性)としての仕事」
イ:「僧の日課としての修行」(例:勤行)
[努・務・勤の使い分け](つとめる)
「努」・・・「力をつくす。」(例:問題解決に努める)
「務」・・・「与えられた仕事をする。」(例:司会を務める)
「勤」・・・「会社などで毎日のように仕事する。」(例:工場で勤める)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(菫+力)。「腰に玉を帯びた人(腰に帯びた玉の色から
黄色の意味)と土地の神を祭る為に柱状に固めた土」の象形(「黄色の
粘土」の意味)と「力強い腕」の象形から、力を込めて粘土をねりこむ
事を意味し、そこから、「つとめる」を意味する「勤」という漢字が
成り立ちました。
※「勤」は「勤」の旧字(以前に使われていた字)です。
※「勤」は「勤」の略字です。
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読み
音読み:「キン」、「ゴン」
訓読み:「つと(まる)」、「つと(める)」
常用漢字表外:「いそ(しむ)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「いそ」、「いそし」、「つとむ」、「とし」、「のり」
画数
「12画」(勤)
「13画」(勤)
部首
「力(ちから)」
「力」を含む漢字一覧
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