「浪」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「浪」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「なみ(風や震動によって起こる海や川の水面の高低運動)」
ア:「大きな、なみ」(小さな、なみは「波」)
イ:「なみの総称」
②「なみが起こる」
③「起こる」、「物事が起ころうとしている気配がある」
④「動かす」
⑤「さまよう(迷って歩き回る)」(例:流浪、放浪)
⑥「ほしいまま(気まま、自分のしたいようにするさま)」(例:浪費)
⑦「みだりに、むやみに(結果や正しいかどうかを考えないで物事を行う事)」
⑧「目的がない」、「なみのように定まらない」(例:浪人)
⑨「浪花(なにわ-大阪市の古名)の事」
⑩「浪漫は、ロマン(空想的・冒険的な要素の強い物語、小説、夢や冒険など
への強いあこがれをもつこと)の意味」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(氵(水)+良)。「流れる水」の象形(「水」の意味)と「穀物
の中から特に良いものだけを選び出すための器具の象形」(「良い」の意味
だが、ここでは、「ザーザーと、うねる波を表す擬態語」)から、「なみ」を意味
する「浪」という漢字が成り立ちました。
※擬態語とは、事物の状態や身ぶり等の感じをいかにもそれらしく
象形文字で表したものを言います。
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読み
音読み:「ロウ」
常用漢字表外:「ラン」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「なみ」、「みだ(りに)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「10画」
部首
「氵(さんずい(三水))」
「氵」を含む漢字一覧
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