「尚/尙」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「尚」は中学生で習います。「尙」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「こいねがう(強く願う)」、「希望する」、「頼む」
②「こいねがわくは(ある事を強く希望する 気持ちを表す)」
③「好む(好きだと感じる)」(例:好尚)
④「尊ぶ(たっとぶ、とうとぶ)(価値のあるもの・優れた人として、
尊敬する)」
⑤「貴ぶ(たっとぶ、とうとぶ)(価値がある物として大切にする)」
⑥「高い」、「高くする」
⑦「加える」、「そえる」
⑧「久しい(長い時間がたっている)」、「古い」
⑨「遠い」
⑩「めとる(妻として迎える)。特に天子(国を治める人)の娘をめとる
事を言う」(例:尚主)
⑪「なお」
ア:「状態や程度がいちだんと進むさま。さらに。もっと。いっそう。」
イ:「以前の状態がそのまま続いているさま。相変わらず。やはり。まだ。」
ウ:「現にある物事に付け加えるべきものがあるさま」
(例:なお修正できる部分がある)
エ:「ふつう、考えられない、またはあってはならないようなことが
起こる意味を表す。さえ。すら。」
オ:「あたかも(あるものが他によく似ていることを表す。まるで。
まさしく。ちょうど。」
⑫「つかさどる(役目とする)。特に天子(国を治める人)の衣服と食べ物
についていう」
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成り立ち |
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会意文字です(八+向)。「神の気配」の象形と「屋内で祈る」象形から
「請い願う」、「たっとぶ」を意味する「尚」という漢字が成り立ちました。
※「尙」は「尚」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ショウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「くわ(える)」、「たっと(ぶ)」、「とうと(ぶ)」、「なお」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「さね」、「たか」、「たかし」、「なか」、「なり」、「ひさ」、
「ひさし」、「まさ」、「まし」、「ます」、「よし」、「より」
画数
「8画」(尚・尙)
部首
①「小・⺌(しょう、しょうがしら(小頭)、なおがしら(尚頭))」
「小・⺌」を含む漢字一覧
②「口(くち、くちへん(口偏))」
「口」を含む漢字一覧
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