「挙/擧」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「挙」は小学4年生で習います。「擧」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(挙) |
意味 |
①「あげる(下から上へ上げる)」(例:挙手)
②「担ぐ」、「担う」
③「たたえる」、「褒める」
④「数える」、「並べたてる」(例:列挙)
⑤「攻め滅ぼす」
⑥「捕える」、「没収する」(例:検挙)
⑦「あがる(上がる、高まる、飛び上がる)」
⑧「立ち上がる」
⑨「立ち去る」
⑩「行う」、「企てる」、「動く」
⑫「選び取る」、「選び取る為の試験」(例:科挙)
⑫「目方の単位」
⑬「あげて」、「こぞって」、「みな」(例:挙国)
⑭「たくわえる」、「買い込む」
[挙・揚・上の使い分け](あげる・あがる)
「挙」・・・「複数あるうちの、1つを持ち出す」、「目立たせる」、
「行う(実施する)」、「全員で」
(例:例を挙げる、犯人を挙げる、結婚式を挙げる、国を挙げる)
「揚」・・・「高くかかげる」、「高温の多量の油の中で食材を加熱する」、
「船から荷物を陸に移す」(例:国旗を揚げる、油で揚げる、荷揚げ)
上記、2つ以外は、すべて「上」を用いるが、実際には、紛らわしい
場合が多いので、「ひらがな書き」の場合がかなり多い。
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(與(与)+手)。「持ち上げる手・引き上げる手・
かみ合う歯」の象形(「ともに手を合わせて物を持ち上げる」の意味)と
「手」の象形から力を合わせて物を持ち「あげる」を意味する「挙」という
漢字が成り立ちました。
※「挙」は「擧」の略字です。
※「擧」は「挙」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「キョ」
訓読み:「あ(がる)」、「あ(げる)」、
常用漢字表外:「こぞ(って)」、「こぞ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「しげ」、「たか」、「たつ」、「とも」、「ひら」、「みな」
画数
「10画」(挙)
「17画」(擧)
部首
「挙」の部首
①「⺍(つ、つかんむり)」
「⺍」を含む漢字一覧
②「手(て)」
「手」を含む漢字一覧
「擧」の部首
「手(て)」
「手」を含む漢字一覧
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書き順・書き方(挙) |
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