「慣」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「慣」は小学5年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「なれる」
ア:「何度も繰り返したり、その状態に長く置かれる事で違和感が
なくなる。通常のこととして受け入れられるようになる」
イ:「経験を積み重ねる事で、スムーズに物事を進める事が
できるようになる」
ウ:「道具などが身体になじむ」
②「教わる」、「学ぶ」
③「ならす」
ア:「ある状態・環境になれさせる」
イ:「動物を訓練して、なつかせる」
ウ:「技芸などを習わせる。練習させる」
エ:「なれすぎて見下す・軽く見てばかにする」
④「ならわし(長い間繰り返し行われていて、そうすることが決まり
のようになっている事柄」(例:習慣)
[慣・馴の使い分け](なれる・ならす)
「慣」・・・「物や経験等、人や動物以外の時に用いる」
(例:仕事に慣れる、寒さに慣らす)
「馴」・・・「人や動物に対して用いる」(例:上司に馴れる、犬を馴らす)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(忄(心)+貫)。「心臓」の象形と「物に穴を開けつらぬき
通す象形と子安貝(貨幣)の象形」(「物をつらぬく」の意味)から、1つの物事を
心の働きを方を通して、「なれる」を意味する「慣」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「カン」
訓読み:「な(らす)」、「な(れる)」
常用漢字表外:「ならわし」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「みな」
画数
「14画」
部首
「忄(りっしんべん(立心偏))」
「忄」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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