「馴」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「馴」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「なれる・じゅん」(例:馴致)
ア:「馬などの動物が人に対して警戒したり・怖がったり・
逃げたりしなくなる」(例:馴れない犬)
イ:「その人に親しみを持つようになる」(例:上司に馴れる)
ウ:「素直に従う。言う事を聞くようになる。」(例:犬を馴れさせる)
②「ならす」(例:馴養、馴擾)
ア:「馬などの動物が人に対して警戒したり・怖がったり・
逃げたりしないようにする」(例:馬を馴らす)
イ:「親しみを持ってもらえるようにする」(例:部下に馴らす)
ウ:「言う事を聞くようにする。」(例:犬を馴らす)
③「善い。正しい。」
④「従う」
⑤「適応する。生物が環境に応じて、生活の仕方等を変える。」(例:馴化)
[慣・馴の使い分け](なれる・ならす)
「慣」・・・「物や経験等、人や動物以外の時に用いる」
(例:仕事に慣れる、寒さに慣らす)
「馴」・・・「人や動物に対して用いる」(例:上司に馴れる、犬を馴らす)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(馬+川)。「馬」の象形と「流れる水」の象形(「川」
の意味)から、川が一定の道筋に従って流れるように、「馬が人に従う」、
「なれる」を意味する「馴」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「シュン」、「ジュン」
訓読み:「な(らす)」、「な(れる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
画数
「13画」
合わせてチェックしてみよう
「馬」、「川」、「慣」
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