「蘇」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「蘇」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「よみがえる・そ」
ア:「死んだもの、死にかけていた生物が呼吸したり、動いたり
できる状態になる」(例:魚が蘇る、蘇生)
イ:「一度、衰え弱まったものが、再び盛んになる」
(例:記憶が蘇る、都市が蘇る、蘇生)
②「草の名前。紫蘇(しそ-シソ科シソ属の一年草(1年で枯れ死んで
しまう植物)。高さ約1m。秋に白から紫色の花を多数つける。
葉・花・実は刺身と一緒に食べたり、天ぷらとして食べたりする。)」
③「木の名前。蘇枋(すおう-マメ科ジャケツイバラ亜科の小高木。
春に黄色の花をつける。枝に鋭いとげがある。)」
④「木の名前。花蘇芳(はなずおう-マメ科ジャケツイバラ亜科の
落葉低木で、春に咲く花が美しい為よく栽培される。高さは2-3m。
春にピンク色・赤紫色の花をつける。)」
⑤「覚める。目覚める。」
⑥「薪(たきぎ)」
⑦「草を刈る」
⑧「手に取る。持つ。」
⑨「求める」
⑩「引っ張る」
⑪「鳥の尾」
⑫「昔の国名。有蘇氏と称し、夏(か)・殷(いん)の時代に今の
河南省済原市の西北にあった。春秋時代前650年、狄(てき)に
滅ぼされた。」
⑬「国名。蘇維埃(ソビエト)の略」(例:蘇聯(ソ連))
⑭「向かう」
⑮「逆らう」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(艸+穌)。 「並び生えた草」の象形と「魚の象形
と穂先が茎の先端に垂(た)れかかる象形」(「木や魚を捕る」の意味)
から「草を刈り取る」、「しそ」を意味する「蘇」という漢字が成り立ちました。
また、「遡(そ)」に通じ(同じ読みを持つ「遡」と同じ意味を持つように
なって)、「よみがえる」、「向かう」、「逆らう」の意味も表すようになりました。
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読み
音読み:「ス」、「ソ」
訓読み:「よみがえ(る)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「いき」、「はる」
画数
「19画」
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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