「鑑」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「鑑」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「かがみ」
ア:「金属製のかがみ(人の姿や物の形を映し見る道具)」(同意語:鏡)
イ:「模範(手本)」
ウ:「いましめ(前もって注意する事、過ちを犯さないようにしかる事)」
(例:殷鑑)
②「かんがみる」
ア:「鏡に映して見る」
イ:「前例と見比べて考える」
ウ:「手本としてみる」
③「見分ける(見て区別する)」
④「見極める」
ア:「十分に確認する」、「最後まで確認する」
イ:「物事が本当かどうかを十分検討した上で、判断する」
ウ:「物事の深いところまで知り尽くしている」
⑤「見分け(区別)」、「判断」、「目利き(器物や書画などが本物か
偽物かや良いか悪いかを見分ける事)」、「見識(物事の奥深く
までを知り、その上で判断したり、意見を言ったりする事が
できる力」(例:鑑定、鑑別、鑑識)
⑥「照らす」
⑦「明らか」
⑧「鉢」、「大きな平鉢」
※鉢とは、皿より深く、壷(つぼ)よりは浅く、
口の開いた容器の事
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(金+監)。「金属の象形とすっぽり覆うさまを表した
文字と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土中に含まれる
「金属」の意味)と「しっかり見開いた目の象形とたらいをのぞきこむ人の
象形と水の入ったたらいの象形」(「鏡にうつして見る」の意味)から、
「金属製のかがみ」を意味する「鑑」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「カン」
訓読み:「かんが(みる)」
常用漢字表外:「かがみ」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あき」、「あきら」、「かた」、「かね」、「しげ」、「のり」、「み」、「みる」
画数
「23画」
部首
「金(かね、かねへん(金偏))」
「金」を含む漢字一覧
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