「更/㪅」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「更」は中学生で習います。「㪅」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「かえる」、「あらためる」
ア:「古いものを新しくする(あらたまる)」、「取りかえる」
イ:「悪い点・不備な点をよいほうへ直す(あらたまる)」
②「かわる」
ア:「新しくなる(あらたまる)」
イ:「悪い点・不備な点を直してよくなる(あらたまる)」
ウ:「きちんとした態度になる(あらたまる)」
エ:「入れかわる」、「交代する」
③「こもごも」
ア:「多くのものが入り混じっているさま」
イ:「次々に現れてくるさま」
ウ:「順番に代わり合って」、「交代に」
④「老人」、「経験を積んだ人」
⑤「後を受け継ぐ」
⑦「へる(経)」
ア:「時がたつ」
イ:「通過する」
ウ:「ある定まった過程を通る」、「経験する」
⑧「老人」、「経験を積んだ人」(例:三老五更)
⑨「一夜を5つに分けた時間の単位。また、その時刻」(例:初更)
⑩「さらに」
ア:「その上に」、「重ねて」
イ:「前にも増して」、「いよいよ」、「ますます」
ウ:「まったく」、「少しも」、「決して」(日本のみで用いられる意味)
日本のみで用いられる意味
⑪「さら」
ア:「新しい事」(例:さらの洋服)
イ「言うまでもない」、「もちろん」
⑫「ふける」
ア:「夜が遅くなる」(例:深更)
イ:「年をとる」
ウ:「深まる」(例:秋更ける)
⑬「ふかす(夜遅くまで起きている)」(例:夜更かし)
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成り立ち |
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会意文字です(丙+攴)。「重ねた台座」の象形と「ボクッという音を
表す擬声語と右手の象形」(「手で打つ」の意味)から、台を重ねて
圧力を加え固め平らにする事を意味し、そこから、「さらに(重ねて)」、
「あらためる」、「かえる」を意味する「更」という漢字が成り立ちました。
※擬声語とは、動物の音声や物体の音を象形文字で表したもの
を言います。
※「更」は「㪅」の略字です。
※「㪅」は「更」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「コウ」
訓読み:「さら」、「ふ(かす)」、「ふ(ける)」
常用漢字表外:「あらた(める)」、「か(える)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「とお」、「とく」、「のぶ」
画数
「7画」(更)
「9画」(㪅)
部首
「更」の部首
「曰(ひらび(平日)、いわく)」
「曰」を含む漢字一覧
「㪅」の部首
「攴(とまた(ト又)、ぼくづくり(攵旁)、ぼくにょう(攵繞))」
「攵・攴」を含む漢字一覧
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