「釈/釋」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「釈」は中学生で習います。「釋」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「とく(解)」
ア:「縛ったりしてあるものをゆるめて分け離す」、「編んであるものをほどく」
イ:「処理する(物事を終わらせる)」、「さばく」
ウ:「解き明かす(明らかにする)」(例:解釈、注釈)
エ:「言い訳をする」(例:釈明)
オ:「ゆるす」、「許して自由にする」(例:釈放)
カ:「はずす」
キ:「脱ぐ」
ク:「除く」、「除き去る」
②「とける(解)」
ア:「縛ったりしてあるものや編んであるものがほどける」
イ:「束縛から解放されて自由になる」
ウ:「明らかになる」
エ:「消えてなくなる」(例:氷釈)
オ:「心の隔たりがなくなる」、「うちとける」
③「溶かす」、「薄くする」(例:希釈)
④「すてる(捨)」
⑤「おく(置)」
⑥「はなつ」
ア:「追い払う」
イ:「矢をうち出す」
⑦「とぐ」
ア:「刃物や砥石や皮でこすってよく切れるようにする」
イ:「米などを水の中でこするようにして洗う」
ウ:「みがいてつやを出したり、汚れをとったりする」
⑧「ひたす(液体の中につける)」、「ぬらす」
⑨「仏教の創始者である釈迦の略称。また、その教え(仏教)」(例:釈教)
⑩「仏門に入った人(仏教を開いた釈迦の教えである、いつどんなとき
にも変わる事のない、正しい物事の道筋を自分のものにする為に、
修行を行う人)」
⑩「釈迦の教えを自分のものにする為に、守るべき決まりを与えられた人」
⑪「よろこぶ(喜・悦)」
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成り立ち |
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形声文字です(釆+尺(睪))。「獣の指のわかれている」象形(「分ける」の意味)
と「人の目の象形と手かせの象形」(「罪人を次々と面通しする」意味だが、
ここでは、「斁(エキ)」に通じ(同じ読みを持つ「斁」と同じ意味を持つように
なって)、「固まりを分解する」の意味)から、「分解する」を意味する
「釈」という漢字が成り立ちました。
※「釈」は「釋」の略字です。
※「釋」は「釈」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「シャク」
常用漢字表外:「セキ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「お(く)」、「と(かす)」、「と(く)」、「ゆる(す)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「とき」、「とく」
画数
「11画」(釈)
「20画」(釋)
部首
「釆(のごめ(ノ米)、のごめへん(ノ米偏))」
「釆」を含む漢字一覧
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