「留/畱」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「留」は小学5年生で習います。「畱」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順(留) |
意味 |
①「とまる」、「とどまる」
ア:「その場所にとどまる」、「動かない」(例:寄留、留守)
イ:「とどこおる(物事が順調に進まない)」
ウ:「遅れる」、「長引く」
エ:「後に残る」(例:遺留)
オ:「中止する」
②「とめる」、「とどめる」
ア:「動かないようにする」、「押さえる」
イ:「止めさせる」
ウ:「引き止める」
エ:「とどこおらせる」
オ:「遅らせる」、「長引かせる」
カ:「後に残す」
キ:「ぐずぐずして決定・決行しない」
③「久しい(長い時間がたっている)」、「長い」
④「すきを狙う」
⑤「ルーブル。旧ソビエト連邦の貨幣単位の略音訳」
⑥「すばる(星座の名前。おうし座のプレアデス星群。六星から成る)」
[止・留・泊の使い分け](とまる)
「止」・・・「動いていたものがとまる。」(例:時計が止まる)
「留」・・・「とまって動かない。」(例:目に留まる)
「泊」・・・「船がとまる、宿泊する。」(例:港に泊める、彼女の家に泊まる)
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成り立ち |
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形声文字です(丣+田)。「同形の物を左右対称においた」象形
(「等価の物と交換する」の意味だが、ここでは「流(リュウ)」に通じ
(同じ読みを持つ「流」と同じ意味を持つようになって)、「ながれる」の
意味)と「区画された狩猟地・耕地(田畑)」の象形から、田の間を流れる水
が「とまる」を意味する「留」という漢字が成り立ちました。
※「留」は「畱」の略字です。
※「畱」は「留」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「リュウ」、「ル」
訓読み:「と(まる)」、「と(める)」
常用漢字表外:「とど(まる)」、「とど(める)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「たね」、「とめ」、「ひさ」
画数
「10画」(留)
「12画」(畱)
部首
「田(た、たへん(田偏))」
「田」を含む漢字一覧
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「瑠」、「琉」、「流」、「溜」、「璃」
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書き順・書き方(留) |
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