「瑠/璢」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「瑠」は中学生で習います。「璢」は常用漢字外です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「玉の名前。色の美しい宝石で7宝の1つ。吠瑠璃 (べいるり)
の略。青色の美しい宝石。赤・緑・紺・紫色もあると言う。」(例:瑠璃)
※七宝とは、仏教において、貴重とされる7種の宝の事を言う。
無量寿経においては、「金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、硨磲(しゃこ)、
珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)」とされ、法華経においては、
「金、銀、瑪瑙、瑠璃、硨磲、真珠、玫瑰(まいかい)」とされる。
※仏教とは、仏教を開いた釈迦(しゃか)の説いた、仏となる為の
教えの事。
②「ラピスラズリ(鉱物:ラズライトを主成分とした宝石。色は、
深い青から藍である。)」
※鉱物とは、地球の表面を形作る岩石の層に存在する無生物で成分が
一定の固定物質の事。
③「美しい青い羽を持つオオルリ・コルリ・ルリビタキ
(スズメ目ヒタキ科の鳥)の事」(例:瑠璃が鳴いている)
④「瑠璃色(やや紫がかかった鮮やかな青色)の略」
⑤「ガラス」(例:瑠璃)
※「琉(ル)」と同じ意味の字である。
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成り立ち |
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形声文字です(王(玉)+留(畱))。「3つの玉を縦の紐で貫き通した」象形
(「玉(宝石)」の意味)と「同形の物を左右対称においた象形(「等価の物と
交易する」の意味だが、ここでは、「流(ル)」に通じ(同じ読みを持つ「流」と
同じ意味を持つようになって)、「流れる」の意味)と区画された狩猟地・耕地
(田畑)の象形」(田の間を流れる水が「とどまる」の意味)から、美しい色を
とどめた玉「瑠璃(玉の名-色の美しい宝石で7宝の1つ)」を意味する
「瑠」という漢字が成り立ちました。
※「瑠」は「璢」の略字です。
※「璢」は「瑠」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ル」、「リュウ」
訓読み:なし
画数
「14画」(瑠)
「16画」(璢)
部首
「玉・⺩(おう(王)、おうへん(王偏)、たま(玉)、たまへん(玉偏))」
「玉・⺩」を含む漢字一覧
合わせてチェックしてみよう
「留」、「琉」、「流」、「溜」、「璃」
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