「蔵/藏」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「蔵」は小学6年生で習います。「藏」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「くら(物品をしまっておく所)」(例:土蔵)
②「内臓(動物の身体の中にある器官の総称)」(例:臓腑)
③「仏の教えを記した文章・ 書物」(例:蔵経)
④「チベット(西蔵)」
⑤「おさめる」、「しまう」、「しまっておく」、「たくわえる」(例:貯蔵)
⑥「後で役立てる為に、しまっておく物品」
⑦「隠す」、「隠れる」(例:埋蔵)
⑧「深い」
⑨「草の名前。おぎに似た草」
⑩「損なう(物を壊す、傷つける)」
⑪「大蔵省の事」(例:蔵相)
[蔵・倉の使い分け](くら)
「蔵」・・・「日本式の土蔵(外壁を土壁として漆喰などで仕上げられる
もの)で作られたもの」(例:蔵屋敷)
「倉」・・・上記以外は「倉」を用いる。(例:米倉)
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成り立ち |
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形声文字です(艸+臧)。「並び生えた草」の象形と「矛(ほこ)の象形と
しっかり見開いた目の象形」(「倉(ソウ)」に通じ(同じ読みを持つ「倉」と
同じ意味を持つようになって)、「かくしてしまう」の意味)から、「かくす・
かくしてしまう場所」、「くら」を意味する「蔵」という漢字が成り立ちました。
※「蔵」は「藏」の略字です。
※「藏」は「蔵」の旧字(以前に使われていた字)です。
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読み
音読み:「ゾウ」
常用漢字表外:「ソウ」
訓読み:「くら」
常用漢字表外:「おさ(める)」、「かく(れる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「おさむ」、「ただ」、「とし」、「まさ」、「よし」
画数
「15画」(蔵)
「18画」(藏)
部首
「艹・艹・艸(くさ、くさかんむり(草冠)、そうこう)」
「艹・艹・艸」を含む漢字一覧
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