「暖」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「暖」は小学6年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「あたたかい」
ア:「寒すぎもせず、暑すぎもせず、調度よい気温・温度である。だん。」
(例:暖かい部屋、暖気)
イ:「金銭が十分にある」(例:懐が暖かい)
ウ:「色が明るく、寒い感じがしない」(例:暖かい色の部屋)
②「あたたか」
ア:「寒すぎもせず、暑すぎもせず、調度よい気温・温度である様(さま)」
(例:暖かな部屋)
イ:「金銭が十分にある様(さま)」(例:懐が暖かだ)
ウ:「色が明るく、寒い感じがしない様(さま)」(例:暖かな色の部屋)
エ:「穏やかな様(さま)」(例:暖かな人)
オ:「素直な様(さま)」(例:暖かな人)
カ:「ずうずうしい(人に迷惑をかけても平気でいる)さま(様)」
(例:暖かな事を言う)
キ:「いい気なる(実際よりえらい者だと思い込む)さま(様)」
(例:暖かなになってはいけない)
③「あたためる」
ア:「調度よい気温・温度に高める。だん。」(例:部屋を暖める、暖房)
イ:「登場する機会がなくて控えている。暇である。」
(例:ベンチを暖める)
ウ:「自分だけで利益を独占する。また、こっそり
自分の物にする」(例:拾った金を暖める)
④「あたたまる」
ア:「調度よい気温・温度になる」(例:部屋が暖まる)
イ:「収入の程度が良くなる」(例:懐が暖まる)
[暖・温の使い分け](あたたかい・あたたか・あたためる・あたたまる)
「暖」・・・「寒いの対(反対の言葉)として用いる」
(例:部屋が暖かい、懐が暖かい)
「温」・・・「冷たいの対(反対の言葉)として用いる」
(例:飲み物が温かい、温かい人)
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成り立ち |
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形声文字です(日+爰)。「太陽」の象形と「ある物を上・下から手を
さしのべてひく」象形(「引く」の意味だが、ここでは「亘」に通じ(「亘」と
同じ意味を持つようになって)、「渡る」の意味)から、日が渡って
「あたたかい」を意味する「暖」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ダン」
常用漢字表外:「ノン」、「ナン」
訓読み:「あたた(か)」、「あたた(かい)」、「あたた(まる)」、「あたた(める)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あつ」、「はる」、「やす」
画数
「13画」
部首
「日(にち、にちへん(日偏)、ひ、ひへん(日偏))」
「日」を含む漢字一覧
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