「狭/狹」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「狭」は中学生で習います。「狹」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「せまい」(反意語:広)
ア:「空間が小さい。空間に余裕がない。きょう。」
(例:狭い公園、狭小住宅)
イ:「間隔に余裕がない。幅が小さい。きょう。」
(例:狭い道路、狭巷)
ウ:「範囲が限られている。広がりが少ない。きょう。」
(例:知識が狭い、狭義)
エ:「他人の意見を取り入れようとしない。状況に応じて
適切な対応が出来ない。きょう。」(例:心が狭い、狭量)
②「せばめる」
ア:「間隔を詰める」
イ:「苦しめる」、「居心地が悪い思いをさせる」
③「せばまる(間隔が詰まる)」
④「さ(音の調子を整える為の接頭語。狭いの意味で用いる
事もある。)」(例:狭山、狭衣)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(犭(犬)+夾)。「耳を立てた犬」の象形と「手を広げて
立つ人の両脇を左・右から手で挟(はさ)む象形」から、「せまい」、
「せばめる」、「せばまる」を意味する「狭」という漢字が成り立ちました。
※「狹」は「狭」の旧字(以前に使われていた字)です。
※「狭」は「狹」の略字です。
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読み
音読み:「キョウ」
常用漢字表外:「コウ」
訓読み:「せま(い)」、「せば(める)」、「せば(まる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「さ」
画数
「9画」(狭)
「10画」(狹)
部首
「犭(けものへん(獣偏)、いぬへん(犬偏))」
「犭」を含む漢字一覧
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