「輔」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「輔」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「たすける、ほ(不十分な所を補い、物事がうまく運ぶように
手助けする。補佐する。補助する。)」
(例:仕事を輔ける、輔佐、輔助)(同意語:助ける、補)
※「輔(たす)ける」は、不十分な所を補い、物事がうまく運ぶ
ように手助けする(補助する)場合のみ用いる。「助ける」は
「輔ける」の意味に加え、救助する(危険な状態から逃れさせる)
場合や金品を与えて苦しみ・負担を軽くする場合等に用いる。
②「たすけ(不十分な所を補い、物事がうまく運ぶように手助け
する事。また、その人。)」(例:輔導)(同意語:補)
③「車の添え木。重い荷を積んだ車輪に付けて補強する木。
一説に、荷物が落ちないように車の両側につける板。」
(例:輔車)
④「頬骨(ほおぼね)」(例:輔車)
⑤「顎(あご)。上顎(うわあご)。」(例:輔車)
⑥「すけ(昔、省の第二等の官。長官の次の官。次官。)」
※現代では、「輔」は「補」に書き換えて用いられる。ただし、人名は別。
(例:輔佐⇒補佐、輔助⇒補助)
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成り立ち |
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形声文字です(車+甫)。「車」の象形と「草の芽の象形と耕地(田畑)
の象形」(「田に苗を一面に植える」の意味だが、ここでは「扶(フ)」に
通じ(同じ読みを持つ「扶」と同じ意味を持つようになって)、「力を貸す」
の意味)から、「車の添え木」、「たすける」を意味する「輔」という漢字が
成り立ちました。
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読み
音読み:「フ」、「ブ」、「ホ」
訓読み:「すけ」、「たすけ」、「たす(ける)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「たすく」
画数
「14画」
部首
「車(くるま、くるまへん(車偏))」
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