「紀」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「紀」は小学4年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「き」
ア:「のり(法律、規範(手本)、おきて、決まり、法則、制度)」(例:紀律)
イ:「秩序(物事を行う場合の正しい順序)」(例:紀律)
ウ:「記(しる)す。筋道や順序を追って整理・記録する。また、その文章。」
(例:紀行、紀事)
エ:「歴史書のうち、特に帝王(国を治める最も地位の高い人)の
一代の事柄を記したもの。」(例:本紀)
オ:「綱。細い綱。」(例:紀綱)
カ:「いとぐち(きっかけ)。初め。物事の基礎。」(例:紀元)
キ:「かなめ(物事の最も大切な部分、要点、要所)」(例:紀伝、紀要)
ク:「人が行うべき道」(例:人紀)
ケ:「年。歳月(年月)。」(例:年紀)
コ:「物事の終わり。最後。」(例:紀極)
サ:「よ(世・代)」(1紀は1世。今は100年を言う。)(例:二十一世紀)
シ:「十二年間。十二支の一巡り。」(例:一紀)
※十二支とは、占いの道具として設定された子・丑・寅・卯・辰・巳・
午・未・申・酉・戌・亥の総称の事を言う。
ス:「日本書紀の略称」(例:記紀)
②「おさめる。正す。」(同意語:理)
ア:「糸を分けて整理する」
イ:「秩序を正す。き。」(例:紀綱)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(糸+己)。「より糸」の象形と「糸巻き」の象形から
糸筋を分ける事を意味し、それが転じて(派生して・新しい意味が分かれ
出て)、「おさめる・きまり」を意味する「紀」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「キ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「おさ(める)」、「しる(す)」、「のり」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「あき」、「おさむ」、「かず」、「かなめ」、「きい」、
「きの」、「こと」、「しるす」、「すみ」、「ただ」、「ただし」、
「つぐ」、「つな」、「とし」、「はじめ」、「ひろ」、
「みち」、「もと」、「もとい」、「よし」
画数
「9画」
部首
「糸(いと、いとへん(糸偏))」
「糸」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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