「鋒」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「鋒」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「ほこさき」(同意語:矛先、鉾先)
ア:「矛(両刃の剣に柄を付けた武器)の先。ほう。」
(例:鋒で刺す、鋒鏑)
イ:「攻撃。また、攻撃の方向。」(例:怒りの矛先が向く)
②「きっさき、ほう(ぽう)」(同意語:切っ先)
ア:「刃物の先端。刀の刃の先」(例:鋒で刺す、鋒鋩)
イ:「尖(とが)らせた物の先端」(例:棒の鋒、筆鋒)
ウ:「相手を責める言葉等の調子(勢い)」
(例:怒りの切っ先が弱まる、鋒鋩)
③「軍隊の一番先の隊」(例:先鋒)
④「鋭い。勢いが鋭い。盛ん。」(例:鋒起、鋒利)
⑤「剣。矛(ほこ)。」(例:鋒刃)
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(金+夆)。「金属の象形とすっぽり覆うさまを
表した文字と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土の
中に含まれる「金属」の意味)と「下向きの足の象形と草・木の葉が
寄り合い茂る象形」(「足が1点に寄り集まる」の意味)から刃物の
刃と背(峰)が寄り集まる部分「きっさき」を意味する「鋒」という
漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ホウ(ポウ)」、「フウ」
訓読み:「きっさき」、「ほこ」、「ほこさき」
画数
「15画」
部首
「金(かね、かねへん(金偏))」
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「峰」、「矛」、「刃」
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