「霧」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「霧」は中学生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「きり・む」
ア:「地表や海面付近で大気中の水蒸気が無数の小さな水滴となって
浮かび漂う現象。古くは四季を通じて言ったが、平安時代以降、
秋の物を指し、春の物を霞(かすみ) と呼び分けた。
気象観測では、視程(目で見える水平方向の距離)1キロ未満の物
を言い、これ以上の物を靄 (もや) と呼ぶ。」(例:濃霧、五里霧中)
イ:「液体を細かい水滴にして空中に飛ばした物。」
(例:加湿器から霧が出る、噴霧器)
②「きりのような物の例え」
ア:「軽く細かい例え」
イ:「集まる例え」(例:霧集)
ウ:「散る例え」、「消えてなくなる例え」(例:雲散霧消)
エ:「潤(うるお)う例え」
オ:「暗い例え」
カ:「黒い例え」
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成り立ち |
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形声文字です(雨+務)。「雲から水滴が滴(したた)り落ちる」象形と
「矛(ほこ)の象形とボクッという音を表す擬声語と右手の象形と
力強い腕の象形」(「矛で打ちかかる⇒務(つと)める(精一杯、
仕事を行う)」の意味だが、ここでは、「冃(ボウ)」に通じ、「覆う」
の意味)から、天と地の間にたちこめて(一面に広がって)覆う「きり」
を意味する「霧」という漢字が成り立ちました。
※擬声語とは、動物の音声や物体の音を象形文字で表したもの
を言います。
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読み
音読み:「ム」
常用漢字表外:「ブ」
訓読み:「きり」
画数
「19画」
部首
「雨・⻗(あめ、あめかんむり(雨冠)、あまかんむり(雨冠))」
「雨・⻗」を含む漢字一覧
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