「黍」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「黍」は常用漢字外です。「黍」は部首です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首解説 |
意味 |
①「きび(穀物の一種。イネ科の一年草(1年で枯れ死んでしまう植物)。
五穀(米・麦・粟・豆・黍または稗(ひえ))の1つである。生長すると
1メートル程度になり、夏から秋にかけて茎の先に20センチメートル
程度の穂ができ、垂れ下がる。秋に花が咲き、黄色い実がなる。
実はそのまま炊いて粥にして食べたり、粉にして餅や団子等に
したりする)」
②「度量衡の基本単位。昔、きびの粒が大小なく均一なので、これを
標準にして最小単位を決め、1黍の直径を1分、二千四百黍の容量を
1合、百黍の重量を1銖(シュ)とした。」
※度量衡とは、計量または計測の古い呼び方。度は長さ、量は体積、
衡は質量、またはそれらをはかるものさし、升(ます)、秤などの器具の
事を言います。
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成り立ち |
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会意文字です(禾+水)。「穂の先が茎の先端に垂れかかる」象形と
「流れる水」の象形(「酒」の意味)から、酒の材料に適した「きび」を意味
する「黍」という漢字が成り立ちました。
※酒は、原材料から発酵によってエチルアルコールを生成し、水や
ジュース等を加えて作ります。
※発酵とは、 食べ物が微生物の働きによって分解されて変化する事を
言います。
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読み
音読み:「ショ」
訓読み:「きび」
画数
「12画」
部首
「黍(きび)」
「黍」を含む漢字一覧
部首解説:
「黍」をもとにして、「もちきび」に粘りがある事から、「粘る」、「粘るもの」を
表す漢字ができている。
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