「零」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「零」は中学生で習います。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「おちる」、「こぼれる」、「れい」
ア:「雨が降る」(例:零雨)
イ:「露(つゆ)が降りる」(例:零露)
ウ:「草が枯れ落ちる」(例:零落)
エ:「落ちぶれる(社会的地位や生活程度等が悪くなって
見ていられない程、かわいそうな状態になる)」(例:零落)
②「こぼす」
ア:「誤って中に入っている物を外に出してしまう」
(例:水を零す)
イ:「涙などを不覚にも(思わず・知らず・油断して)落とす」
ウ:「嬉(うれ)しさ等の感情を表に出す」(例:笑みを零す)
エ:「不満などを心の中で止めておかず人に言ってしまう」
オ:「すき間から外へはみ出る(枠の中から外に出る・
溢(あふ)れ出る)ようにする」
③「静かに降る雨」、「こぬか雨(雨粒が霧のように細かく、
音もなく静かに降る雨)」(例:零雨)
④「余り(はした)」、「わずか」(例:零細、零墨)
⑤「レイ、ゼロ(0、何もない事を表す数)」(例:零下、零点)
|
|
成り立ち |
|
会意形声文字です(雨+令)。「雲から水滴が滴(したた)り落ちる」象形と
「頭の上に頂く冠の象形とひざまずく人の象形」(「人がひざまずいて
神意を聞く」の意味)から、神の意志(神意)によって「雨が降る」を
意味する「零」という漢字が成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「レイ」
常用漢字表外:「リョウ」
訓読み:常用漢字表内はなし
常用漢字表外:「おちる」、「こぼ(す)」、「こぼ(れる)」
※訓読み⇒()の中は「送りがな」
当て字:「ゼロ」
画数
「13画」
部首
「雨・⻗(あめ、あめかんむり(雨冠)、あまかんむり(雨冠))」
「雨・⻗」を含む漢字一覧
合わせてチェックしてみよう
「怜」、「令」、「玲」、「伶」、「冷」
|
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |