「室」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「室」は小学2年生で習います。)
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成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「むろ」
ア:「物を保存したり、苗を育てたりする為に外気に触れないような
特別な構造に作った所。しつ。」(例:氷室、温室)
イ:「山腹等に堀った岩屋(岩を掘って造った家)」(例:岩室)
ウ:「僧の家」(例:庵室)
エ:「古代、土を掘り下げ、柱を立て屋根をつけた家」(例:室屋)
オ:「ぬりごめ(家の奥に設けた、土で塗り込めた部屋。寝室等に使う)」
②「家の中の区切られた区画。部屋。」(例:寝室)
③「会社や官庁等の組織の一つ」(例:企画室)
④「妻。特に、身分の高い人の妻。」(例:正室)
⑤「家」、「住宅」(例:宮室)
⑥「家族」、「一家(1つの家族)」(例:王室、皇室)
⑦「墓の穴」(例:墓室)
⑧「刀剣の鞘(さや-刃を入れる筒)」(例:刀室)
⑨「星座の名前。ペガサス座のペガスス座のα (アルファ) 星・
β (ベータ) 星を指す。二十八宿の一つ。」(例:室宿)
※二十八宿とは、月が地球を1周する間に通過する28の星座の
事を言います。二十八宿の基は、仏教における守護神としての
四神獣であり、天の4方向のうち東を青龍、南を朱雀、西を白虎、
北を玄武が守っているとされています。その4方向にはそれぞれ7つ
の星座(宿)が含まれるようにしました。
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(宀+至)。「屋根・家屋」の象形と「矢が地面に
つきささった」象形(「至る」の意味)から人が留まる「へや」を意味する
「室」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「シツ」
訓読み:「むろ」
常用漢字表外:「いえ」、「つま」、「へや」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「や」
画数
「9画」
部首
「宀(うかんむり(ウ冠))」
「宀」を含む漢字一覧
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書き順・書き方 |
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