「君」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「君」は小学3年生で習います。)
|
成り立ち、読み方、画数・部首、書き順・書き方 |
意味 |
①「きみ」(同意語:公)
ア:「帝王・天皇・天子(国を治める最も地位の高い人)。くん。」
(例:君のお言葉、君主)
イ:「自分が仕えている人。主人。くん。」(例:我が君、君公)
ウ:「人を尊敬して慕う気持ち・親しみの気持ちを込めて言う語。
くん。」(例:いとしの君、父君)
エ:「人名・官名(国家公務員の地位・担当する仕事の名前)に
ついて尊敬の気持ちを表す語」(例:師の君)
オ:「身分の高い人を言う語。くん。」(例:君に従う、君子)
カ:「遊女」
※遊女とは、歌や躍りにより客を楽しませ、客との性行為(子作りを
する際に使用する性器を使った行為)をも行う女の事を言う。
キ:「古代の姓(かばね)の一つ」
ク:「あなた(二人称代名詞。(話し手(書き手)に対して、
聞き手(読み手)を指し示すもの。)」(例:君の考えを教えて)
ケ:「同輩(同じ地位の人)や目下の人を呼ぶ語。くん。」
(例:君、ちょっと来てくれ、諸君)
②「同輩(同じ地位の人)や目下の人の姓名に付けて、親しみや
軽い敬意(尊敬の気持ち)を表す。主に男性の用いる語。」(例:佐藤君)
(古くは目上の人に対する尊敬の気持ちを表す呼び名として用いた)
③「諸侯」(例:君王、君侯)
※諸侯とは、君主(国を治める最も地位の高い人)の権力の範囲内で
一定の領域を支配する事を許された家来である貴族の事を言う。
④「君主の正妻(法律上の正式な妻)」
⑤「君主としての役目を果たす」(例:君臨)
⑥「君主とする」
|
|
成り立ち |
|
会意兼形声文字です(尹+口)。「神聖な物を手にする」象形
(「神事(神を祭る儀式)を司る族長」の意味)と「口」の象形から
神事を司る族長「きみ」を意味する「君」という漢字が成り立ちました。
|
≪漢字がもっと楽しく/面白くなる≫
【アマゾン】・【楽天】で漢字の成り立ち書籍をチェック |
|
読み
音読み:「クン」
訓読み:「きみ」
名前(音読み・訓読み以外の読み):
「きん」、「こ」、「すえ」、「なお」、「よし」
画数
「7画」
部首
「口(くち、くちへん(口偏))」
「口」を含む漢字一覧
|
書き順・書き方 |
|
|
漢字/漢和/語源辞典:OK辞典 トップへ戻る |