「錫」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「錫」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「すず・しゃく(金属の元素(これ以上、分けることができない物)の
一つ。薄く引き伸ばす事ができる。鉛に似ているがやや堅い。
元素記号Sn 原子番号50。)」(例:錫人)
②「しゃく」(例:錫杖(しゃくじょう))
ア:「僧や修験者(山に入って神や仏の力を得ようとする人)が持ち
歩く杖(つえ)。頭部にはいくつかの金属の輪が付けられており、
振ったり地面を突いたりして鳴らす。」
イ:「「ア」を短くした楽器」
ウ:「「ア」を楽器として用いた際に唱える言葉」
③「賜(たまわ)る。頂く。」
④「賜う。与える。」
⑤「賜(たまもの)。与えられた物。頂いた物。」
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成り立ち |
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会意兼形声文字です(金+易)。「金属の象形とすっぽり覆うさま(様)
を表した文字と土地の神を祭る為に柱状に固めた土の象形」(土の
中に含まれる「金属」の意味)と「とかげ」の象形(とかげは光線具合
でその色が変化するように見える事から「変わる」の意味)から
簡単に形を変えられる金属「すず」を意味する「錫」という漢字が
成り立ちました。
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読み
音読み:「シャク」、「セキ」、「シ」
訓読み:「すず」
名前(音読み・訓読み以外の読み):「あとう」、「たもう」、「ます」、「やす」
画数
「16画」
部首
「金(かね、かねへん(金偏))」
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