「隈」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「隈」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「くま」
ア:「曲がって入り込んだ所。水が岸に曲がり入っている
所など。隅(すみ)。わい。」(例:船を隈に泊める、隈曲、界隈)
イ:「物陰になっている暗い所。光が当たらない所。」(例:木の隈)
ウ:「色の濃い部分と淡い部分、または、光と陰が接する部分。
また、色の濃い部分」(例:目の下の隈)(同意語:暈)
エ:「心の中の暗い部分。隠している事。秘密。」(例:心の隈を探る)
オ:「欠けている所。欠点。」(例:隈がない人)
カ:「都会から離れていて不便な所」
キ:「隈取り(くまどり)の略」
※隈取りとは、
ア:色を付けて、ある部分を目立たせる事。
イ:東洋(アジア)の絵で輪郭に沿って色をぼかして描く事。
立体感等を表す効果がある。
ウ:歌舞伎で、人の性格や表情等を強調する為に施す化粧の事。
※歌舞伎とは、派手なパフォーマンスで楽しませる事を
目的にした演劇の事。
②「股(また)」
③「崖。岸。」
④「淵(ふち)。水が深く魚が集まる所。」
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成り立ち |
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形声文字です(阝+畏)。「段のついた土の山」の象形と「グロテスクな
頭部を持つ人の象形と鞭(ムチ)の象形」(「怪しい者がムチを持つ」、
「畏(おそ)れる」の意味だが、ここでは「屈」に通じ(「屈」と同じ意味を
持つようになって)、「曲がる」の意味)から、「山や水などの曲がった所」
を意味する「隈」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「ワイ」
訓読み:「くま」
画数
「12画」
部首
「阝・阜(こざとへん(小里偏))」
「阝(阜)」を含む漢字一覧
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