「鳶」という漢字 |
漢字の意味・成り立ち・読み方・画数等を調べてみました。
(「鳶」は常用漢字外(人名用漢字)です。)
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成り立ち、読み方、画数・部首 |
意味 |
①「とび」
ア:「タカ目タカ科の鳥の一種。全長は60~65cm程で、烏(カラス)
より一回り大きい。翼を開いた時の横の長さは150~160cm程
になる。全身茶色で、翼の下の面に白い斑(まだら)がある。
ピーヒョロロと鳴きながら飛ぶ。主に蛙(かえる)、蛇(へび)、
魚などを食べる。寿命は平均:6年~7年、最高:24年だと
言われている。えん。」(例:鳶肩)
イ:「鳶色(とびいろ-「ア」の翼に似た赤がかかった茶色)の略」
ウ:「鳶口(とびぐち-樫(かし) の棒の先に「ア」のくちばしに似た形
の鉄の鉤 (かぎ-先の曲がった金属製の器具) を付けた物。
木材を移動したり、建物を壊したりするのに使う。)の略」
エ:「鳶職・鳶者(ア:高い所での作業を専門とする職人、
イ:建物を壊して火事が広がるのを止める人、
ウ:家屋の建築を引き受ける職人)の略」
②「とんび」
ア:「「①-ア」と同じ」
イ:「用もなくうろつく人」
ウ:「通りがかりに店の前や門の前にある物を盗む人」
エ:「鳶ガッパ(男子の和服用の寒さを防ぐ為に着るコート)の略」
③「風鳶(ふうえん)は凧(たこ-糸を付けて空に飛ばす遊び道具)の意味」
④「鳶尾(えんび)はアヤメ科の多年草(複数年に渡って生きる植物)。
高さ約30~60センチメートル。4月~5月頃に紫・白の大きな花を開く。」
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成り立ち |
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会意文字です(弋+鳥)。「枝のある木に支柱を添えた」象形
(「いぐるみ(矢に糸をつけ鳥や魚を捕らえる道具)」の意味)と「鳥」の
象形から矢のように急降下して獲物を捕らえる鳥「とび」を意味する
「鳶」という漢字が成り立ちました。
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読み
音読み:「エン」
訓読み:「とび」、「とんび」
画数
「14画」
部首
「鳥(とり、とりへん(鳥偏))」
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